古くからの歴史を継承する島「下蒲刈島」
呉上空を空撮した写真

下蒲刈島

島の特徴

瀬戸内海の中部にある、呉市の南約5㎞にある蒲刈群島の島が、下蒲刈島です。

最近では、島の将来に向けて、美術館など5施設が開業し、賑わいをみせています。

平成12年に安芸灘大橋が開通したことにより、本土側の川尻町と陸路で結ばれました。

グッとアクセスもしやすくなり、人気も上がっています。

離島概要

名称(よみがな) 下蒲刈島(しもかまがりじま)
島の大きさ(標高・面積・周囲) 大平山275m・7.97㎢・16.8㎞
世帯数・人口 801世帯・2,223人
来訪者 92,894人
アクセス 広島バスセンターから上蒲刈島大浦行きバスで広島駅前・呉駅前・広駅前・見戸代経由、三之瀬へ1時間24分
他、アクセス方法あり
島の宿泊施設 大蔵屋
http://www.checkure.jp/ookuraya.html
関連サイトURL http://www.tobishima-kaido.net/travel/shimokamagari/
景観度
人気度
アクセス難易度
希少体験度
施設充実度

島の見どころ・観光スポット

下蒲刈島のおすすめスポットは、蘭島閣(らんとうかく)美術館です。

純和風建築の美術館は根強い人気を博しており、そんな目を引く美術館には島にゆかりの作家たちの作品がおさめられています。

江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚える建物は、本格的木造建築です。

日本の近代絵画を代表する約2,200点ものさまざまな種類の絵画が展示されており、純和風の建物とおなじく、見るものを飽きさせません。

館内に4つの顔を持つ「松濤園」も、下蒲刈島に訪れた際にはぜひ立ち寄ってください。

朝鮮通信使の歴史を紹介する「御馳走一番館」や古伊万里の名品を展示した「陶磁器館」、「あかりの館」、「蒲刈島御番所」の4つの資料館があります。

島での暮らしぶり

下蒲刈島の人たちは、農業を主産業にしています。

柑橘系を主産業にしていますが、最近ではいちごの水耕栽培や花き栽培に取り組んでいます。

ほとんどの農家は兼業農家となっており、就業人口の半数が島外へ通勤しているのも特徴です。

島の歴史

下蒲刈島は古くから瀬戸内海の交流の要所として栄えていました。

そのため、朝鮮通信使や参勤交代の西国大名の寄港地として重要な位置を占めていました。

古くは伊予水軍の多賀谷氏が進出し、丸谷城を築城したことで知られています。

島のイベント

下蒲刈島では、10月に「鬼の舞(三之瀬の棒の舞祭り)」というお祭りが森之奥厳島神社で催されています。

「鬼の舞」は、鬼がカシの棒をかついで地区内を練り歩き、子供たちを追い回すお祭りです。

「追い回す」とありますが、鬼に出会うと健康でいられるという言い伝えのため、乳児を持つ母親などが健康祈願のために鬼の元へ行く習わしがあります。

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